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その1



[誰か死んでますよ]


あ、どうも初めまして。TakkyハウスでバイトすることになったCinderです。
今日は自己紹介を兼ねて、そのいきさつを話すことにしましょうか。

ムングロ生まれのボクがふとしたことでパプアに遊びに行った時の事・・・
銀行で大量のワンドやコミュニケーションクリスタルを拾ったボクは、
嬉しくなってクリスタルを抱えて走り回っていました。
その時は知らなかったんですよ、森の中に溶岩蛇が潜んでいたことに。
いやー、熱かったなぁ〜。3回噛みつかれたら死んじゃいましたね。はっはっは〜。

この時はまだ溶岩蛇を見たことがなかったので、幽霊のまましばらく観察してたんですよ。
蛇を散々追いかけ回して飽きたので、自分の死体のところに戻ってみるとだれかが立ってました。
こんにちはーって声を掛けたら蘇生してくれたんですよ。
それがTakkyさんとの出会いでした。

「荷物取られちゃいましたねー」って言われたんで、
コミュニケーションクリスタルを抱えてただけですって言ったら冗談だと思われたようです。
その後Takkyさんと別れて、森の中に秘薬が落ちていないかとウロウロしていたら、
さっきの溶岩蛇にまた出会ったんですよ。いやー、今度は丸飲みされちゃいました。
それでまたその蛇を追いかけ回して帰ってくると、ちょうどボクの骨が消えるところでした。
「あ、帰ってきましたね〜」と言って忽然と姿を現したTakkyさん。ハイドしていたようです。
また蘇生してもらった後、満面の笑みでコミュニケーションクリスタルを渡してくれました。

その後ガード圏内に移動して、色々おしゃべりしてました。
その時にボクがよく死ぬことを話したら、彼女はまだ数えるほどしか死んでない、とのこと。
その割に案外ダンジョンの奧まで遊びに行っているようで、
どうして死なずに済んでいるのか不思議になって聞いてみました。
・・・ええ、目からウロコでしたよ。
自分がどれだけ「冒険」に対して準備不足だったか思い知らされました。
秘薬もポーションも持たずにこんな危険な場所を歩き回るなんて、とすごく驚いていましたね。
ともあれ、彼女の「冒険」に対する姿勢に感動し、ボクの師匠になってもらうことにしました。
未だに冗談だと思われているようですが・・・

Takkyさんはお店をやっているそうで、連れていってもらいました。
スクロールを取り扱っているそうで、ボクが書写できることを話したらスクロールを買い取ってくれることになりました。
というわけでTakkyハウスにフレンド登録してもらい、ここを拠点にバイトの傍ら、
あちこちのダンジョンで先生の教えてくれた生存術の実地訓練をする日々を送ることになりました。
え? 生存率は高くなったか、ですか? はっはっは、それはまたおいおい話していきますよ!

では、今日はこれぐらいで。・・・An Corp!

2001.08.30初出





蛇足な補足

■Takkyの生存術

Takkyが自分でまとめた、死ににくい冒険者になるための心得。

「常に複数の解毒ポーションを持ち歩く」
「ハイドやインビジで即、タゲをはずす」
「ちゃんと馬に餌をあげて、戦闘中に振り落とされないようにする」
「常に満腹状態にして、HP回復速度を最高にしておく」
「アンクをデフォルトにした、高レベル毒の解毒用ルーンブックを用意する」
「回復系の行動を1キーマクロに登録」
「APBを複数用意する」
「危険な場所へ行く時はルーンブックを常に開けておく」
「持ち物の重量と秘薬の残り数は常に確認する」
etc・・・
しかしCinderくんの死にっぷりを見る限り、これらの決まりをちゃんと守っていない様子。


■An Corp!

第8サークルのResurrectionのマントラ。

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